腫瘍内科の診察
本日、母の腫瘍内科の診察の日です。
とはいえ、今の母は病院まで出向くのはちょっと厳しいので私だけが行って家族診。
まだまだ抗がん剤とか、癌の治療なんてできる状態ではとてもないですが、入院するまでは毎週通って、毎週診察してもらっていたのでこの先生の見立ても聞きたかったので診察へ。
レントゲンや詳しい検査はできていませんが、血液検査だけは在宅でもできたので血液検査の結果を見てもらい、状態チェック。
こちらの先生もまだ諦めてはおらず、次の手や抗がん剤を考えてくれていた。
もう少し体力が回復するまで抗がん剤はしない予定ですが。
そして、今回の一番の目的は母と先生とのテレビ電話。
今までも体調が悪くても診察に行って、先生と話すと体調が回復することも多かった母。
顔をみて話せるのがなにより大事なので弟にタブレットを託し、診察室から電話。
直接先生に今辛い症状や、不安、疑問などを20分ほども繋いで話をしてくれた。
そして今一番辛い症状は腹水。
腹水のせいで少しの量の食事で苦しくなり、食事量も少ない。
空腹感があるのに食べると苦しい。
腹水が増えていて胃を圧迫しているのだそうですが、母は腹水を抜くのにずっと躊躇していた。
「一度抜くと癖になる。」と。
確かに腹水が溜まる原因を取り除かないことには抜いても溜まるので、延々繰り返しになる。
でも、先生の一言で一度抜いてみることを決意。
「一度抜いてみて、微妙な感じならやめれば良い。試しに抜いてみるのもあり」と。
今の母はお腹の苦しいのが楽になればかなり楽だという。
なら、一度抜いてみるのも確かにあり。
腹水は在宅でも抜けるそうで、大変な思いをして病院まで来なくてもいつも通り家でいながら処置ができる。
ただ、一つ問題点は腹水は抜くと栄養まで一緒に抜けてしまうということ。
それが先生たちがなかなか腹水を抜こうとならない原因らしい。
溜まるからといって抜くとその分栄養が一緒に抜けて衰弱が進む。
今の母は、食べる気はある。
一度抜いてみて、どれくらい栄養が抜けて体力がなくなってしまうか見るのもあり。
一度抜くと3〜4日は抜かなくても良いらしいので、その期間に抜けた栄養分を食べることで補えなければ栄養はマイナスになってしまう。
ちょっと不安はありながら、母の気力がある今やらないといけない気もする。
少ない量で栄養が摂れる食事を考えなければ。
本日は弟が母当番。
(日中、ヘルパーさんや訪問看護師さんの対応、母の介助等々をする当番です。)
病院から帰ると弟作の昨年のボジョレーの残りでりんごのコンポートが出来ていた。
料理ができるメンズはポイント高いと思うよ。弟よ。